
自分の症状に合うパブロンはどれだろう…
こんな悩みにお応えします。
いざドラッグストアに買いに行くとパブロンだけでもたくさん種類がありますよね?
それぞれどういう症状に向いているのかそれぞれ比較しながら解説していきます!
目次
パブロンシリーズの違い
以下の4つのパブロンについて解説していきたいと思います。
- パブロンゴールドA
- パブロンSα
- パブロンSゴールドW
- パブロンエースPro
パブロンシリーズの成分表
まずは4つのパブロンを成分表にしてみました。
○がついてるのは表の上記に記載の成分を含むということです。
解熱鎮痛 | 抗ヒスタミン | アドレナリン作動成分 | 中枢性鎮咳 | 去痰 | 中枢神経興奮 | ビタミン | |||||||
アセトアミノフェン | イブプロフェン | カルビノキサミンマレイン酸塩 | クロルフェニラミンマレイン酸塩 | メチルエフェドリン塩酸塩 | ジヒドロコデインリン酸塩 | ブロムヘキシン | グアイフェネシン | カルボシステイン | アンブロキソール | 無水カフェイン | ビタミンB1 | ビタミンB2 | |
パブロンゴールドA | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||||
パブロンSα | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |||||
パブロンSゴールドW | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |||||||
パブロンエースPro | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
パブロンシリーズに含まれる成分の違い
上記の表に記載されている成分の解説をしていきます。
解熱鎮痛成分
表に記載のあるパブロンシリーズにはアセトアミノフェン、イブプロフェンのどちらかが含まれています。
これらの成分は主に熱を下げる作用、痛みを抑える作用があります。
一般的に強さでいうとアセトアミノフェンの方がやさしく、イブプロフェンの方が強いといわれています。
アセトアミノフェンは胃に負担もかかりにくく、小児対しても使われる成分です。
熱、頭痛がそこまでひどくない、もしくは胃が弱いという方はアセトアミノフェンをおすすめします。
抗ヒスタミン成分
表に記載のあるパブロンシリーズにはカルビノキサミンマレイン酸塩、クロルフェニラミンマレイン酸塩のどちらかが含まれています。
これらの成分は鼻水・鼻づまりを和らげる作用があります。
アドレナリン作動成分
表に記載のとおりメチルエフェドリン塩酸塩が含まれています。
この成分は主に気管支を広げて咳を抑える、鼻の血管を収縮させて鼻づまりを抑制するといった作用があります。
中枢性鎮咳成分
表に記載のあるパブロンシリーズ全てにジヒドロコデインリン酸塩が含まれています。
咳中枢という咳のコントロールをしている部分を抑えることによる、咳を抑える作用があります。
どれも同容量含まれていることから咳に対する効き目の強弱は変わらないと判断できます。
去痰成分
表に記載のあるパブロンシリーズにはブロムヘキシン、グアイフェネシン、カルボシステイン、アンブロキソールのいずれかもしくは二種類含まれています。
- ブロムヘキシン:痰を薄め、排出しやすくしてくれる作用があります。
- グアイフェネシン:咳を鎮める作用と、痰を薄めて排出しやすくしてくれる作用があります。
- カルボシステイン:痰の粘度を下げて排出しやすくする作用があります。
- アンブロキソール:気道を潤して痰を外に出しやすくしてくれる作用があります。
粘っこいかつのどに引っかかるようなしつこい感じの痰であれば二種類含まれているパブロンSゴールドW、パブロンエースProがおすすめです。
中枢神経興奮成分
表に記載のとおり無水カフェインが含まれています。
無水カフェインは眠気をとったり鎮痛作用を手助けする役割をしてくれます。
ビタミン
ビタミンB1は疲労回復、B2は粘膜の健康維持・回復に関与するといわれています。
症状別でみるパブロンシリーズのオススメ
症状別でみたパブロンシリーズのおすすめを以下に記します。
- 熱、頭痛に重点をおきたい方 ➡ パブロンエースPro
- 鼻水、鼻づまりに重点を置きたい方 ➡ パブロンゴールドA、パブロンゴールドSα、パブロンエースPro
- 咳に重点を置きたい方 ➡ どれも同じ
- 痰に重点を置きたい方 ➡ パブロンSゴールドW、パブロンエースPro
パブロンシリーズの違いまとめ
今回紹介したパブロンシリーズは風邪のどの症状にも対応しているので、常備薬としてほしいという方は値段で決めたり、風邪のとき悪くしやすい症状に重点をおいてる成分のものを選んだりでいいかと思います。
お子様のいる家庭には5歳から飲めるパブロン(パブロンSα)もあるので常備薬として持って置き、つらい風邪をひいたときは強めの風邪薬をドラッグストアで買うか、病院で診てもらうのをおすすめします。
※ほかにお薬を飲んでいる方、持病のある方、不安のある方は必ず薬剤師・登録販売者に尋ねてみてください(直接筆者にお問い合わせいただいても大丈夫です)。
この記事はほかにお薬を飲んでいない方、持病のない方、健康な方を前提に書いております。
以上がパブロンシリーズに関しての記事でした。
最後まで目を通していただきありがとうございました。
何か気になることがございましたらお気軽にお問い合わせください!