
口内炎が治らないから食事を楽しめない
口内炎にはどのビタミンがいいの?
こんな悩みにお応えします。
本記事では口内炎の症状やに合った
目次
口内炎とは?
口内炎とは口の中の粘膜で起こる炎症のことをまとめた総称です。
口内炎が起こる原因
口内炎が起こる原因としては以下のようなことが考えられます。
- 噛むなどの外傷
- 疲れ
- 栄養不足
- ストレス
- アレルギー
- ウイルス、細菌
- 薬による副作用 など
口内炎の症状
口内炎の症状としては「外傷」「白っぽい潰瘍ができる」「白い膜ができる」「水泡やびらんができる」などが見られます。
市販薬で対応できる症状としては「外傷」「白っぽい潰瘍ができる」であり、他に持病の無い方は市販薬で様子をみてみてもいいでしょう。
こんな口内炎は病院へ
次のような方は一度受診をオススメします。
病院で診てもらうべき口内炎症状は以下の通りです。
- 白い膜ができている
- 水泡やびらんがみられる
- 発熱がある
- 眼や鼻、のどなど他の粘膜にも症状がみられる
- 口の中でも広範囲で症状がみられる
- 症状が長引いている方(5日間程度が目安)
- 他に薬物治療をしている方 など
自分の口内炎を確認して市販薬でも対応できる状態か、もしくは受診の必要がある状態かを考えましょう。
市販薬で対応できるか不安な方は、売り場にいる薬剤師に相談してみるといいかもしれません。
口内炎を治すお薬
口内炎の薬には、成分と剤型ともにいくつか種類があります。
まずは成分から説明していきます。
口内炎に使われる薬の成分
口内炎に対して使われる薬の成分は、風邪薬などに比べると少ないので覚えてしまえば簡単です!
口内炎に対して使われる代表的な成分は以下の通りです。
抗炎症成分 | 『アズレンスルホン酸』『トラネキサム酸』 『グリチルレチン酸』『グリチルリチン酸』 |
ステロイド性抗炎症成分 | 『トリアムシノロン』『プレドニゾロン』 |
組織修復成分 | 『アラントイン』 |
殺菌消毒成分 | 『セチルピリジウム』『ヒノキチオール』 |
局所麻酔成分 | 『ジブカイン』『アミノ安息香酸エチル』 |
保護成分 | 『ハチミツ』『グリセリン』 |
まず口内炎のお薬を選ぶときに考えるのがステロイドが含むものか含まないものかです。
一般的にステロイドを含む薬は症状が強めな場合に使われることが多いです。
このことから、軽症であると判断できるのであればステロイドの含まないもの、痛みが強いなど症状が強めと感じられるのであればステロイド入りのものを選ぶと良いです。
痛みをとにかく抑えたいという方はジブカインという局所麻酔成分が含まれるものもオススメです。
口内炎に使われる薬の剤型
口内炎の市販薬には「貼る」「塗る」「飲む」「スプレー」の4種類があります。(※2019年12月4日現在)
それぞれの使い分けについては以下に示します。
貼る | ・痛いところを保護できる ・食事などでしみるのが嫌な時 |
塗る | ・広めに塗れる ・刺激が少ない |
飲む | ・口の中に薬をつけたりしたくないとき ・手の届きにくいとこにできているとき |
スプレー | ・手の届きにくいとこにノズルで噴霧できる |
※スプレータイプと飲むタイプにはステロイドを含むものはありませんのでご注意ください。
口内炎の薬の決め方
その時の状態によって変わってくると思うので一概にこれとは言えないのですが、上記で記載した内容をもとに簡単なフローチャートを作成しましたので参考にしてみてください。
口内炎を治すにはどのビタミンがいい?
結論から言うと、どれと限らず、どのビタミンも必要です。
ビタミン剤は口内炎が発症してから飲むより、発症する前に飲むのが効果的です。
というのもビタミンの欠乏により口内炎が発症することがあるためです。
ビタミンB群が良いというのはよく見かけるかと思います。
当然間違ってはいないのですが、他にもビタミンAやビタミンC、亜鉛など様々なビタミン類の欠乏が口内炎発症に関わってくるという報告もあるため、ビタミンB群だけに着目するのは正しいと言い切れません。
なのでビタミンの摂取源ともなる食事は偏りなくとることが大切です。
口内炎を治す市販薬の紹介
ステロイドを含む口内炎薬
・貼るタイプ
・塗るタイプ
メモ
トラフル軟膏Proはクイックは医療用であった『ケナログ』という口内炎薬(現在販売中止中)と同成分で代替となるお薬です。
ステロイドを含まない口内炎薬
・貼るタイプ
・塗るタイプ
・飲むタイプ
・スプレータイプ
口内炎の予防
口内炎の予防には以下のことがあげられます。
- 偏った食事をしない
- ビタミンB群などのサプリメントをとる
- 睡眠をしっかりとる
- ストレスをできるだけかかえない
- 口の中の乾燥を防ぐ
上から順に4つは当記事でもお伝えしたとおりですが、最後の口の中の乾燥を防ぐということは書いていないため、解説いたします。
人の唾液には殺菌作用もあるのですが、口の中が乾燥してしまうことで殺菌作用が弱まってしまいます。
さらに乾燥することで口の中の免疫色が弱まり、雑菌が増え、口内炎にかかりやすくなってしまいます。
なので口が乾くような環境を作らないためにも、口を無意識に空けてしまう癖がある方は注意が必要です。
以上が口内炎についての記事でした。
読んでいただきありがとうございました。
他にももしも気になることがありましたらお気軽にお問い合わせください。