
蚊が入ってこない対策法を知りたい
こんな悩みを解消します。
網戸の正しい使い方と蚊の侵入抑制グッズのふたつを解説します。
蚊の侵入抑制グッズの虫除けは、薬剤師が成分ベースで解説します。
片方だけでもいいですが、両方すれば効果抜群です。
まずは根本的な網戸の使い方から解説していきます。
目次
網戸をしても窓から蚊が入ってくるのは開け方が原因?
「エアコン代がもったいない」「冷房つけるほど暑くもない」等、網戸で過ごす方は多いかと思います。
そんな網戸ですが、蚊がはいってくる理由のひとつに網戸の使い方があります。
SNSでも網戸の使い方が話題になっていたので、そちらを参考に解説していきます。
1000RT:【確認しよ】間違ってたかも?YKK APが教える、虫の侵入を防ぐ正しい網戸の使い方https://t.co/DSoD6j5xtj
よくやってしまいがちな窓の開け方ですが、網戸の間に隙間がうまれ、意味がなくなっているパターンも。 pic.twitter.com/TSpCMKz9Ji
— ライブドアニュース (@livedoornews) June 25, 2019
内容としては、窓(サッシ)のメーカーである「YKK AP」さんが使い方を説明しています。
その使い方を説明した図がこちら。
窓の端っこと網戸の端っこが合わさるように開けるのが使い方として正解です。
逆に窓の端っこと網戸の端っこを合わせず開いていると、隙間から蚊が侵入してきてしまいます。
網戸に穴もあいてないのに蚊がはいってくると感じている方は、ぜひ一度網戸が正しく使えているか確認してみてください。
網戸をしても窓から蚊が入ってくるならピレスロイド系!
上記の通り網戸を使っても蚊が入ってくるとお困りの場合は、虫除けグッズで対策しましょう。
蚊・虫除け対策にはピレスロイド系?
一般的に蚊除けの成分にはピレスロイド系が使われています。
網戸に使う蚊除けグッズの「虫コナーズ」や「アース虫よけネット
」にも、主成分としてピレスロイド系が配合されています。

そんな方向けに、実際にピレスロイド系薬剤の効果が示されている論文を基に解説していきます。
まずは、網戸で効果を示した研究をご紹介します。
内容としては、ピレスロイド系のペルメトリンという薬剤を練りこんだ網戸を設置し、防虫効果(停留抑制効果、および侵入抑制効果)について検証を行うというものです。
結果として、ペルメトリンを練りこんでる網戸とそうでない網戸とでは、停留抑制効果や侵入抑制効果に明らかな効果の差が表れていました。
以上のような結果から、ピレスロイド系のペルメトリンは蚊に対して防虫(忌避)効果があると考えられます。
蚊・虫除け対策によく効くピレスロイド系は?
上記ではピレスロイド系のペルメトリンについて効果があるという解説をしました。
ピレスロイド系にはペルメトリン以外にも、様々な成分があります。
そんななかでも、網戸に使う虫除け対策グッズで有名な「虫コナーズ」や「アース虫よけネット
」に配合されている成分だと、どれが良く効くのか解説します。
- 虫コナーズに含まれる成分は「メトフルトリン」。
- アース虫除けネットに含まれる成分は「トランスフルトリン」「エムペントリン」「プロフルトリン」。
上記の中だと、ずばりメトフルトリンが良く効きます。
関連記事 「トランスフルトリン」「メトフルトリン」どっちが効く?
「エムペントリン」「プロフルトリン」に関しては、主に衣料害虫に有効とされている成分です。
衣類害虫に有効の成分なので、洋服タンスなどに使う防虫剤に含まれていることが多いです。
蚊をメインに考えたら、殺虫効果の優れている「メトフルリン」含有のものをおすすめします。
網戸に使えるピレスロイド系の蚊・虫除けグッズ
虫コナーズ アミ戸に貼るタイプ
成分:メトフルリン
アース虫よけネットEX あみ戸用
成分:トランスフルトリン、エムペントリン、プロフルトリン
虫こないアース 虫よけスプレー
成分:シフルトリン
網戸をしても蚊が窓から入ってくる対策まとめ
対策として「網戸の正しい使い方」と「蚊・虫除けグッズ」の二通りがあります。
網戸の正しい使い方
窓の端と端を合わさるように開ける。
合わせないと隙間ができ、そこから蚊が侵入してしまう。
蚊・虫除けグッズ
研究でより効くとされている成分はメトフルリン。
メトフルリン配合の「虫コナーズ」がおすすめ。
上記の二通りの対策を施すことでより虫除け効果が期待できます。
虫除け対策をし、蚊の不快音を聞くことのない夏を過ごしましょう。
他にも虫関連の記事がありますので、ぜひご参照ください。
関連記事 「トランスフルトリン」「メトフルトリン」どっちが効く?
関連記事 外出時のおすすめ虫除けスプレー
関連記事 おすすめの虫刺され薬
以上が蚊が入ってこないための対策についての記事でした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
なにか気になることがありましたらお気軽にお問い合わせください。