
作る時の材料は?
2020年2月現在コロナウイルスの影響で、様々なウイルス対策商品(手ピカジェルや消毒用エタノールなどの消毒液)が品薄状態となっています。
消毒用エタノールが品薄状態なことを逆手にとり、現在通販サイトでは普段の10倍ほどの価格で売られていたりもします。
結論、消毒用エタノールは無水エタノールもしくはエタノールと精製水あれば作れます。
消毒用エタノールや無水エタノールなど、エタノール違いの解説は以下の記事をご覧ください。
関連記事無水エタノール・消毒用エタノール・消毒用エタノールIPの違いとは
目次
消毒用エタノール(消毒液)とは
消毒用エタノールは、皮膚や器具、物品の殺菌・消毒に用いられます。
インフルエンザウイルスやコロナウイルスにも効果のある消毒薬としても有名です。
有効成分であるエタノールの濃度が76.9~81.4vol%のものが、消毒用エタノールとして販売されています。
(※みなさんご存知手ピカジェルに含まれるエタノールも76.9~81.4vol%です。)
エタノールの種類
エタノールには種類があり、以下のものがあげられます。
- 無水エタノール:99.5vol%
- エタノール:95.1~96.9vol%
- 消毒用エタノール(IP):76.9%~81.4vol%(+IP)
同じエタノールでもそれぞれ濃度が違うのにお気づきでしょうか?
ちなみに、濃度が高ければ高いほど効くというわけではありません。
もっとも殺菌・消毒効果がある濃度とされているのが消毒用エタノールの76.9~81.4vol%です。
※花王の「アルコールと殺菌の話」が分かりやすかったため、気になる方はご参照ください。
また、エタノールにもいくつか種類があります。
一般的にお店でみられるのが「消毒用エタノール」「消毒用エタノールIP」「無水エタノール」です。
繰り返しになりますが、上記の種類の違いについて詳しく知りたい方は以下の別記事をご参照ください。
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無水エタノール・消毒用エタノール・消毒用エタノールIPの違いとは
続きを見る
それでは本題の消毒用エタノールの作り方を解説していきます。
消毒用エタノール(消毒液)の作るのに必要なもの
消毒用エタノールを作る際に用意するものは、冒頭でお伝えした「無水エタノール」もしくは「エタノール」と「精製水」です。
無水エタノールですが、消毒用エタノールを作る方法があまり知られていないためか、数店舗巡ってみて在庫があるのを筆者は確認してます(2020年2月現在)。
また、店舗に在庫がなくても、今ならまだ通販でもお安く手に入ります(2020年2月現在)。
2021年2月現在、店頭でも見かけるようになりました!
消毒用エタノールを作るのに用意するもの
消毒用エタノールを作るのに用意するものは以下の三点です。
- 無水エタノール(もしくはエタノール)
- 精製水
- 空のアルコール対応スプレー(100ml)
無水エタノール
エタノール
精製水
容器
消毒用エタノール(消毒液)の作り方
無水エタノール+精製水で作る方法と、エタノール+精製水で作る方法を解説します。
無水エタノール+精製水
無水エタノール+精製水での作り方は以下の通りです。
step.1
容器に無水エタノールを80ml注ぎます。
step.2
無水エタノールを注いだ容器に、精製水を20ml注ぎます。
step.3
混ぜあわせます。
これで消毒用エタノールの完成です。
エタノール+精製水
次にエタノール+精製水での作り方は以下の通りです。
step.1
容器にエタノールを85ml注ぎます。
step.2
エタノールを注いだ容器に、精製水を15ml注ぎます。
step.3
混ぜあわせます。
これで消毒用エタノールの完成です。
ちなみに作成方法は、消毒用エタノールのメーカーである健栄製薬のよくある質問でも表記されています。
コロナウイルス騒動による不安が募り、消毒用エタノールを転売価格(通常売価の10倍ほど)でも買ってしまう方もいらっしゃるかと思います。
この記事を読んでいただき、少しでも多くの方に消毒用エタノールを高騰した価格で買わないで済むことを祈ります。
人体には使えないのですが、コロナウイルスに有効とされている消毒薬は他にもあり、作ることが可能です。
気になった方は以下の記事をご参照ください。
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【次亜塩素酸ナトリウムの作り方】コロナウイルスに有効な消毒液を作る方法
続きを見る
以上が消毒用エタノールの作り方についての記事でした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
なにか気になることがありましたらお気軽にお問い合わせください。
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