
なにか簡単に消毒液の代わりになるものないかな?
こんな疑問を解決します。
厚生労働省および医療系大学の研究で明らかとなっているものをご紹介します。
目次
コロナウイルスの影響で消毒液が不足・品薄
世界的規模で猛威を奮っている新型コロナウイルス(covid-19)の影響で、消毒用エタノール等の消毒液が不足している現状があります。
関連記事 消毒用エタノールの作り方
消毒用エタノールの品薄が続くなか、代わりとして他に自作できる消毒液や、自作の手間をかけずにそのまま使えるものもあるのはご存知でしょうか?
そんな代わりとなるものを、厚生労働省で公表されている情報と北里大学の研究報告を基に解説していきます。
消毒液不足のとき代わりになるものその①
厚生労働省でエタノールとともに効果あると公表されているものは「次亜塩素酸ナトリウム」です。
次亜塩素酸ナトリウム
厚生労働省のサイトにて、下記の通り公表されています。
問8 感染の疑いがある患者を診察する際、医療者はどのような準備や装備が必要ですか?
手洗いなどの衛生対策を心がけてください。手などの皮膚の消毒を行う場合には、消毒用アルコール(70%)を、物の表面の消毒には次亜塩素酸ナトリウム(0.1%)が有効であることが分かっています。
次亜塩素酸ナトリウムは比較的安価に作ることができますが、エタノールよりも取り扱いに注意が必要になります。
関連記事 次亜塩素酸ナトリウム作り方と注意点
消毒液不足のとき代わりになるものその②
北里大学の研究でコロナウイルス不活化効果があると公表されているものは、ドラッグストア等で買える「市販製品(医薬部外品・洗剤等雑貨)」。
北里大学で、市販製品(医薬部外品・洗剤等雑貨)の効果について調査され、台所用洗剤の成分である界面活性剤などを用いた消毒でも効果があることが明らかとなりました。
※この研究にて評価した製品の選定には、研究結果の公開に異議を唱えないことを前提とし、国内複数企業へ製品サンプルの提供を要請し、同意が得られた企業の製品を使用しています。
消毒液不足のとき代わりになるもの【1分】
・接触時間:1 分(製品裏面の使い方から、手指の洗浄、拭き取り洗浄を想定)
不活化効果 | 製品名 |
あり | ・かんたんマイペット ・クイックルワイパー 立体吸着ウエットシート 香りが残らないタイプ ・クイックルワイパー 立体吸着ウエットシートストロング ・クイックル Joan シート(絞り液) ・クイックル Joan 除菌スプレー(原液) ・食卓クイックルスプレー ・セイフキープ(絞り液) ・トイレマジックリン 消臭・洗浄スプレー ミントの香り ・ハンドスキッシュ EX ・ビオレガード薬用泡ハンドソープ(原液) ・ビオレ u 薬用泡ハンドソープ ・ビオレガード薬用手指用消毒スプレー(原液) ・ビオレガード薬用ジェルハンドソープ ・ビオレu手指の消毒液 ・リセッシュ除菌 EX プロテクトガード |
消毒液不足のとき代わりになるもの【10分】
・接触時間:10分(製品裏面の使い方から、洗濯、器具の洗浄を想定)
不活化効果 | 製品名 |
あり | ・アタック高浸透リセットパワー ・アタック ZERO ・クリーンキーパー ・ワイドハイターEX パワー液体 ・ワイドハイターEX パワー粉末 ・ワイドマジックリン |
なし | ・アタック 抗菌 EX スーパークリアジェル |
手指の洗浄に関しては接触時間1分と少し長いのがネックですが、不活化効果があるという研究結果からも、個人で予防を徹底していくことが大切になってきます。
消毒液不足の代わりになるもの【ハンドソープ】
上記の北里大学のプレスリリースに記載のある手指消毒向け商品を紹介していきます。
ビオレガード薬用泡ハンドソープ(原液)
ビオレガード薬用ジェルハンドソープ (3 倍希釈)
ビオレ u 薬用泡ハンドソープ (3 倍希釈)
ビオレu手指の消毒液
消毒液不足でも代わりになるものでコロナウイルス対策まとめ
消毒用エタノールの他に、次亜塩素酸ナトリウムやハンドソープ、衣類用洗剤等も新型コロナウイルス不活化に効果があることが分かりました。
※結果すら出ていない対策法がたくさん流れています。間違った情報を鵜呑みにしないよう、情報の吟味を正しくし、正しい対策をとりましょう。
また、ドラッグストアやコンビニ、スーパー等身近にあるお店で揃えることができますが、急ぎでなければ感染拡大防止のためにも、なるべくオンライン通販で済ませましょう。
個人個人の外出自粛が、コロナウイルス感染拡大防止に繋がります。
以上で本記事は終わりですが、他にも消毒薬関連記事がございます。
よろしければ併せてご参照ください。
関連記事エタノールの作り方
関連記事次亜塩素酸ナトリウム液の作り方
以上が消毒液不足でも代わりになるものでコロナウイルス対策についての記事でした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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