薬剤師コラム

インフルエンザの症状って?予防と対策におすすめの商品紹介

 

 

インフルエンザの症状を知りたい
インフルエンザの予防や対策を知りたい

 

こんな悩みを持った方に向けた記事です。

 

インフルエンザの症状

インフルエンザの症状として38度以上の高熱、悪寒、頭痛、関節痛、全身のだるさなどが現れます。

 

また、風邪と違ってインフルエンザの症状は急激に発症することが特徴です。

 

もしインフルエンザかなと思うような症状を感じたら早めの受診をおすすめします。

理由としては発症後48時間以内に抗ウイルス薬を投与すれば悪化が防げるからです。

 

 

インフルエンザと風邪の違い

インフルエンザと風邪の違いを以下の表に示します(個人差がありますので参考までにお願いします)。

インフルエンザ 風邪
症状 全身(発熱や関節痛など全身的) 局所(咳や鼻水など局所的)
発症 急激 徐々
発熱 高熱(38度以上) なし~微熱
悪寒 強い 弱い
頭痛 強い なし~弱い
関節・腰・筋肉痛 強い なし~弱い
鼻水 発症してから起こる 最初から起こりやすい
強い なし~弱い

 

 

インフルエンザの予防と対策

  1. 予防接種
  2. 外出後の手洗い、うがい
  3. 適度な湿度の保持
  4. 十分な休養と栄養をとる
  5. 人混みを避ける

➀~⑤の解説をします。

 

① 予防接種

13歳以上の方は原則1回、13歳未満の方は2回接種となっております。

 

インフルエンザの予防接種は、接種後約2週間から効きはじめ、型があっていれば効果は約3~5か月程度持続します。

 

ワクチンを接種することで約60%発病を防ぐ効果があるといわれています。

 

発病を防ぐ、重症化を防ぐためにもワクチンでの予防は大切です。

 

② 外出後の手洗い、うがい、消毒

流水・石鹸での手洗い、うがいはインフルエンザウイルスを除去するには有効な手段です。

 

インフルエンザウイルスはエタノール次亜塩素酸ナトリウムヨウ素系などの消毒剤が有効です。

関連記事無水エタノール・消毒用エタノール・消毒用エタノールIPの違いとは

 

③ 適度な湿度の保持

乾燥した空気のなかで生活していると、気道粘膜の機能が低下し、風邪やインフルエンザにかかりやすくなります。

 

部屋が乾燥しているのであれば加湿器等を使って適切な湿度(50~60%)に保つことが大切です。

 

しかし、加湿器は使い方によってはカビが発生してしまい、人体を傷つける原因にもなりかねないので加湿器の使い方にも注意が必要です。

 

④ 十分な休養と栄養をとる

体の抵抗力、免疫力を高めるためにも十分な休養と栄養をとることが大切です。

 

⑤ 人混みを避ける

感染しやすい病気のため、当然人が多いとその分感染してしまう可能性は高くなります。

 

しかし、外出しないということ自体厳しい方が多いと思います。

 

そういう方は感染のリスクを下げるためにもマスクや、消毒剤(手ピカジェル等)を持参するなど対策するのが大切です。

 

 

インフルエンザの予防・対策商品のおすすめ

置き型、携帯型、スプレー型、その他のおすすめを紹介します。(※置き型に関してはインフルエンザウイルスに予防効果があると言い切ることができません。)

それぞれどんな場面にあるといいか併せて紹介していきます。

 

置き型の商品

受験勉強やデスクワークなど、固定の空間で作業している方向けな商品です。

 

置き型のウイルス対策品としてクレベリンがあります。

 

クレベリンの成分に含まれる二酸化塩素はウイルス除去に有効とうたっていますが、クレベリンは日用雑貨に分類されるためインフルエンザウイルスを殺したり予防するとは薬事法という法律によって言い切ることができません。

 

また、クレベリンを紹介しましたが筆者はあまり推奨はできません。

 

というのも、インフルエンザウイルスに対する二酸化塩素を用いた研究論文をいくつか読みましたが、二酸化塩素放出時の環境条件などによっても変わってきたりしますので、アルコール消毒など効果がはっきりしているもので対策するのがいいのではないかと思います。

 

詳しくは以下の記事をご参照ください。

 

まだ、さらなるデメリットとして塩素系のにおいがするため、塩素系の苦手な方にはオススメできません

 

携帯型のインフルエンザ対策

で行動することが多い方やこまめな対策がしたい方向けな商品です。

 

インフルエンザウイルスはエタノール、次亜塩素酸ナトリウム、ヨウ素系などの消毒剤が有効です。

 

携帯できるアイテムとして手ピカジェルをおすすめします。

 

おすすめ理由は3点あります。

1点目、インフルエンザウイルスに有効なエタノール配合

2点目、ジェルタイプなので液体よりもこぼれにくく使いやすいこと。

3点目、保湿材を配合していること。

 

 スプレー型のインフルエンザ対策

家やオフィスなどの身近な行動範囲で気になるところを消毒したい方向けな商品です。


繰り返しになりますがインフルエンザウイルスはエタノール、次亜塩素酸ナトリウム、ヨウ素系などの消毒剤が有効です。

 

その他

感染対策の基本、手洗い・うがいを強くお勧めします。

基本をただしく行い、プラスでエタノール等の消毒やマスクといった予防をしていくことで安心できるかと思います。

 

 

以上がインフルエンザの予防に関しての記事でした。

最後まで目を通していただきありがとうございました。

何か気になることがございましたらお気軽にお問い合わせください。

 

 

マスク・消毒関連の記事はこちら☟

関連記事【消毒用エタノールの作り方】無水エタノールと精製水で消毒液を作る方法

関連記事【マスクの正しい付け方と外し方】マスクの種類と着用方法を解説

 

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