
期限や置き方はある?
ゴキブリ対策はゴキブリホイホイ以外に何がある?
こんな悩みにお応えします。
本記事は、ゴキブリホイホイと同様の罠を用いた研究報告を参考に解説しています。
目次
ゴキブリの種類(写真無し)
日本の屋内でよく見られるゴキブリはクロゴキブリ・ヤマトゴキブリ・ワモンゴキブリ・チャバネゴキブリです。
不快になられる方もいるかと思い、本記事ではゴキブリの写真は載せていません。
ゴキブリの写真を確認したい方は、アース製薬さんのゴキブリを知るでご確認ください。
ゴキブリホイホイとは?
アース製薬より販売されているゴキブリ対策グッズです。
ゴキブリの好む香りを含んだ誘引剤により、罠へ引き寄せて捕獲します。
強力な粘着シートで、引っかかったらその場から動けなくします。
ゴキブリホイホイの効果的な使い方
ゴキブリホイホイの効果的な置き方
・物陰や壁にくっつけて置く
ゴキブリは掃除の行き届きにくい壁沿いの隙間や暗所、湿度の高いところに潜みやすいためです。
・一度に数ヵ所に置く
ゴキブリが出る場所は一か所とは限りません。
ゴキブリの好む流し、洗面所、お風呂場、洗濯機などの「水回り」に置くのも効果的です。
・食べ物の残りや水などゴキブリのエサになるものを片づける
設置する際は他に誘引する原因となるものを排除し、ゴキブリホイホイだけに誘引される環境にすることが大事です。
・ゴキブリホイホイと併せて殺虫剤を使う
本記事後半でも解説していますが、罠にかかりにくいゴキブリもいます。
そのため、ゴキブリホイホイだけではカバーしきれないゴキブリを駆除するために殺虫剤も併せて使うのがオススメです。
ゴキブリホイホイの期限
ゴキブリホイホイの効果持続時間は、メーカー公式HPにも記載があるように一ヵ月です。
強力な粘着力で捕獲するので、粘着性が落ちてしまっては意味がありません。
粘着性が落ちたまま使うと、逆にゴキブリを呼びよせるだけになりますので交換時期に注意しましょう。
以上の使い方を踏まえたうえでメリット・デメリットを解説していいきます。
ゴキブリホイホイを使うメリット・デメリット
ゴキブリホイホイのメリット、デメリットとして以下のようなことがあげられます。
メリット
- 出やすいと予想できるところにあらかじめ仕掛けて対策できる
- 殺虫剤でゴキブリを殺した後のティッシュなどで拾って処分する気持ち悪さを回避できる(ゴキブリホイホイごと処分できるため)
デメリット
- 粘着シートに埃がたまるなどして粘着力が弱まる可能性がある
- ずっと使ってるとゴキブリが罠にかかりにくくなる
デメリットにある"ずっと使ってるとゴキブリが罠にかかりにくくなる"とはどういうことか解説していきます。
ゴキブリホイホイは捕まらない?
筆者はドラッグストア薬剤師として働いており、お客様より「ゴキブリホイホイに捕まらない」「ゴキブリホイホイって効くの?」などと、夏場はとくに聞かれることがあります。
その回答ともいえる研究報告を解説していきます。
粘着トラップを使った報告
結果から言うと、ゴキブリホイホイのような粘着トラップを連続・頻繁に使用したりすると,トラップ捕獲率が低下したとの報告でした。
実験内容の要点は以下の通りです。
- この実験では、チャバネゴキブリ,ワモンゴキブリ、トビイロゴキブリといった種類のゴキブリが用いられました。
- チャバネゴキブリは、雌雄での比較でオス>メス>老齢>若齢の順に捕獲率は高かった。
- 一週間にわたり捕獲をまぬがれたゴキブリと新しく放飼されたゴキブリでは、常に前者(一週間にわたり捕獲をまぬがれたゴキブリ)の捕獲率が低かったという結果が出ています。
【参考文献】
田原 雄一郎, 神谷 桜, 渡部 泰弘.チャバネゴキブリ,ワモンゴキブリおよびトビイロゴキブリの粘着トラップ忌避行動に関する室内実験.衛生動物.2011 年 62 巻 2 号 p. 101-107.https://www.jstage.jst.go.jp/article/mez/62/2/62_2_101/_article/-char/ja/,(参照2020-03-21).
この報告から、ゴキブリの姿が見え始めてから一週間ほど経過しても、罠(ごきぶりホイホイ)に引っかかってる様子が見られなかったら別の方法で対策するのがいいのではないかと言えます。
ではゴキブリホイホイ以外の対策なら何があるかを解説していきます。
ゴキブリホイホイ以外の効果的な対策法は?
ゴキブリを見かける前に対策するゴキブリホイホイのようなものの代わりでいうと、以下のような毒餌剤や殺虫スプレーがオススメです。
毒餌剤はゴキブリホイホイと同様に発生しそうなところや侵入経路に置いておける対策グッズです。
殺虫スプレーのなかには待ち伏せ効果と呼ばれるものもあり、玄関の入り口などゴキブリの侵入経路に吹きかけておくことで対策できるグッズです。
毒餌剤や殺虫スプレーは、今後もゴキブリを増やさないといった観点から選ぶことをおすすめします。
なぜかというと、雌クロゴキブリ1匹は、生涯で約500匹産みます。
そのため、その場限りの退治をしても、卵があったり他に潜んでたりしたらどんどん増殖していってしまうのです。
正しい対策をして、ゴキブリを出現させないようにすることが大切です。
以下の記事にゴキブリを増やさない&即死させる方法が書いてあるので、ぜひ参考にしてみてください。
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【ゴキブリを即死させる方法】掃除機で吸い込む?殺虫剤?正解はこれ!
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ゴキブリホイホイで捕まらない?のまとめ
研究によると、ゴキブリホイホイのような粘着シートは、1週間ほどで捕まりにくくなります。
そのため、仕掛けて置いてるにも関わらずゴキブリが動き回ってるのを見つけた場合、1週間観察してみましょう(観察せずに他の対策を変えるのもよし)。
1週間ほどしてゴキブリホイホイにひっかかってなかったら、対策を変えてみることをおすすめします。
ゴキブリホイホイ以外の対策法は、こちらの【ゴキブリを即死させる方法】をご参照ください。
今年こそはゴキブリを見ない夏にしましょう!
以上がゴキブリホイホイは捕まらない?についての記事でした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
なにか気になることがありましたらお気軽にお問い合わせください。