
こんにちは、薬剤師のいちるいです。
黒くてテカテカしたあいつを即退治したい
ゴキブリを即死させる方法を知りたい
ゴキブリは掃除機で吸い込むと死ぬ?
こんな疑問を解消していきます。
目次
ゴキブリとは
ゴキブリは世界で約3500種、日本では約50種類もいるといわれています。(参考:ダスキン)
日本だと家で見かけることの多い『クロゴキブリ』や、ビルや飲食店で見かける『チャバネゴキブリ』などがいますね。
ゴキブリの画像はグロテスクで嫌な方もいるかと思うので載せていません。
どれがどのゴキブリか知りたい方は、アース製薬さんの「ゴキブリを知る」から写真付きで見れます。
ゴキブリの増え方
ゴキブリによって違います。
例えばクロゴキブリの雌は、生涯で約20回産卵すると言われています。
また、一回の産卵では約25匹ほど生まれてきます。
つまり、クロゴキブリ1匹からは、20回の産卵×25匹=500匹生まれるわけです。
1匹のクロゴキブリが存在することで、500匹増殖する可能性があるということ。
こう聞くと見かけたら増やさないためにも絶対退治したくなりますね。
ゴキブリを即死させるアイテムも発売されているので、紹介していきます。
その前にまだ別に退治しなくていいやと思う方がいるかもしれないので、ゴキブリによる害についても解説させていただきます。
ゴキブリによる害
ゴキブリによる害として以下のようなことがあげられます。
・経済面の害
・健康面の害
上から順に簡単に説明していきます。
衛生面の害
不潔なゴキブリによる食料品の汚染や、電気製品への侵入による火災や事故の原因になり得ます。
なかでも注意したいのがゴキブリが持ち込む雑菌や細菌による被害。
ゴキブリが屋内に侵入する経路の中でも、排水口や流し台のシンクは水気もあるため、雑菌や細菌が多く潜んでいます。
そんな不潔な場所を通過してきたゴキブリが屋内に侵入することで、雑菌や細菌を媒介し、次の健康面の害へとつながっていきます。
健康面の害
ゴキブリが媒介する病原菌として、サルモネラ菌、赤痢菌、大腸菌などがあげられます。
それら病原菌が日用品や食べ物を経由して感染する可能性が考えられます。
ゴキブリを殺しても素手では触らず、死骸のあった箇所も消毒することが望ましいです。
経済面の害
製品等に混入し、社会的・経済的にも損害を受ける可能性があります。
例えば、2014年に起きた某有名メーカーのカップ焼きそばにゴキブリが混入していたという騒動。
SNSで取り上げられ、瞬く間に拡散され話題となりました。
認知度の高い会社だったこともあり拡がりましたが、なにもこの会社だけが起きてることではありません。
同じ2014年度では、虫など(ゴキブリやハエなど)の混入は345件あったと国民生活センターは公表しています。
食品を売る立場の人間からしたら極めて害のある虫とも言えますので、退治は必須です。
ゴキブリは掃除機で吸い込むと即死する?
まず、殺虫剤も使わず単純にゴキブリは掃除機で吸い込むと死ぬのか?
答えは半分「YES(イエス)」で、半分「NO(ノー)」。
掃除機で吸い込むことでゴキブリ本体は完全に死にますが、卵は完全には死にません。
「チャバネゴキブ」を掃除機で吸引した後の様子を観察した報告があるので、報告を基に解説します。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/pestology/32/2/32_320203/_article/-char/ja/
ごみパック式掃除機で90匹(内30匹は卵持ち)のチャバネゴキブリを吸引したところ、全数の90匹死亡しました。
しかし、ゴキブリは全数死亡しても、30匹が抱えていた卵は30個中4個孵化しました。
先ほどクロゴキブリでは一つの卵から約25匹生まれてくると解説しました。
チャバネゴキブリはさらに多く、一つの卵から約30~40匹生まれてきます。
4個孵化するということは、最大で約120匹生まれるということです。
120匹が掃除機の中で孵化し、掃除機の中から出てくることを考えると恐ろしいです。
ではゴキブリを駆除するにはどうすればいいのか?
これについて解説していきます。
ゴキブリを即死させる方法
ゴキブリを即死させることは可能ですが、卵も殺すというのは難しいことが多いです。
なぜならゴキブリの卵は頑丈な殻で覆われており、殺虫剤をかけても効かないからです。
ですが卵を産ませないためにも退治することは大切です。
ゴキブリ退治アイテムはたくさんあり、どれが選べばいいか分からないという方も多いかと思います。
そんな方にも、どれを選べばいいのか、おすすめのアイテムを紹介していきます。
以下の流れで上から順に紹介していきます。
・屋外からの侵入を防ぐための殺虫スプレー
・隠れたゴキブリ退治に使う毒餌剤
ゴキブリを即死させるための殺虫スプレー
まず、よく見かけ、安いからと手に取りやすい以下の製品はオススメしません。
オススメしない理由として、即効性に欠けるため即死には至りません。
主成分のフタルスリン/フェノトリンがそこまで強いと言える成分ではないためです。
この赤のアースジェットの効能効果にゴキブリと記載もあり、ゴキブリ退治には有効なのは間違いないです。
ですが、即効性がないため完全に死ぬまでに手の届かないところに逃げてしまう可能性があります。
そこで注意したいのが、ゴキブリは死んだゴキブリ(死骸)も食べます。
死んだまま放置したら餌になってしまうので、死んだらすぐに回収し、確実に捨てなければなりません。
そのため即効性のある殺虫スプレーが必須になります。
即効性があるのは以下の商品です。
主成分のイミプロトリンが、アースジェットの成分よりも強力です。
上記のアースジェットは数十秒~数百秒かかるのに比べ、ゴキジェットプロは数秒でノックダウンさせ、即死させます。
確実に素早く退治するには、ゴキブリ専用のゴキジェットプロをおすすめします。
屋外からの侵入を防ぐスプレー剤
屋外からの侵入を防ぐのにも、スプレーが有効です。
侵入を防ぐような効果を、一般に待ち伏せ効果と呼びます。
そんな待ち伏せ効果があるスプレーは以下の商品です。
先ほどのゴキジェットプロに、さらに待ち伏せ効果が加わったものになります。
メトキサジアゾンという成分が残存性が高く、さらにパウダー配合で待ち伏せ効果の持続性をアップさせています。
待ち伏せ効果は、環境にもよりますが約一ヵ月とされています。
隠れたゴキブリ退治に使う毒餌剤と捕獲グッズ
どこに行ったか分からない、もしくはどこかに潜んでいるのでは?と気になる方には毒餌剤がおすすめです。
毒餌剤とは、読んで字の通り、毒の餌です。
毒餌剤の成分として、ホウ酸、ヒドラメチルノン、フィプロニルなどがあげられます。
それぞれ成分特徴が異なりますが、上記の三つでいうと比較的速攻性のある成分はフィプロニルになりますので、フィプロニル配合のものを紹介していきます。
フィプロニルを配合した毒餌剤には以下の商品があります。
この商品のさらにおすすめできるころは、雌の持つ卵にも有効ということです。
また、毒餌を食べたゴキブリのフンや、毒餌で死んだゴキブリを食べたゴキブリも駆除します。
以上のことから、以下のように使い分けられます。
・ゴキブリを増やさない対策として毒餌剤
スプレー剤と毒餌剤、併せて持っておくのをおすすめします。
ゴキブリを即死させる方法のまとめ
記事前半で「ゴキブリが一匹いるだけで500匹増える可能性がある」「ゴキブリによる被害」をお伝えしました。
以上からも、ゴキブリが出てから考えるのではなく、出る前から考えて対策が大切になってきます。
ゴキブリのシーンに合わせた対策商品を以下にまとめました。
ゴキブリ対策商品をご購入の際、参考になれば幸いです。
おすすめ商品 | |
ゴキブリを即死させる | ゴキジェットプロ |
ゴキブリを侵入させない | ゴキジェットプロ 秒殺+まちぶせ |
隠れたゴキブリを退治 | ブラックキャップ |
ドラッグストア等には様々な商品が置いてあるので、困ったら成分ベースで見て頂くのがおすすめです。
同成分でも製造会社によって価格が違ったりするので、その場合は安い方を選んで頂いて大丈夫です。
以上がゴキブリを即死させる方法についての記事でした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
なにか気になることがありましたらお気軽にお問い合わせください。
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