【布マスクは効果ない?】キッチンペーパーマスクは効果ある?

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いちるい
いちるい

こんにちは、薬剤師のいちるいです。

 

サージカルマスクが売ってない…予防に布マスクはOK?

布マスクとサージカルマスクで予防効果は違うの?

キッチンペーパーマスクはどうなの?

 

こんな疑問にお応えしていきます。

 

結論からいうと、医療従事者でない方はしないよりはマシ。です。

医療現場等、必要不可欠なところへの供給のためにも、布マスク使用は意味はあります。

 

これらの理由を、とある研究結果やWHO等の公言をもとに解説しています。

 

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布マスク以前にそもそもマスクの効果とは

既に「マスクは意味ない?」という記事で書いていますが、マスクは感染者や感染者の近くにいる人が感染を拡大させないために使うと良いとされています。

 

新型コロナウルスが流行ってる今現在、WHOCDCでも症状のない人(病気の人の世話をしてる人は除く)はマスクは必要ないと公表されています。

 

マスク不足な今、本当に感染予防すべき環境にいる人たちのもとへ少しでも多く届けたいためでもあります。

 

実際にCDC公式サイトにて、病気の人をケアしてないならマスクは着用する必要ないと公表されている文言です↓

If you are NOT sick: You do not need to wear a facemask unless you are caring for someone who is sick (and they are not able to wear a facemask). Facemasks may be in short supply and they should be saved for caregivers.

引用:CDC 「How to Protect Yourself」

 

 

布マスクは効果ない?

布マスクは効果がないのではと疑問視される研究

医療従事者が医療用マスクをつける群布マスクをつける群コントロール群(普段通りの群)で、合計1607名を対象に行われた研究です。

 

呼吸器感染症への暴露リスクの高い環境(病院)で行われました。

 

※布製マスクは調査期間中、毎日取り換えることはせず、石鹸で洗って再利用しています。

 

結果として、「布マスク群」が最も多くの呼吸器疾患やインフルエンザ様症状等を引き起こしました

 

コントロール群(マスクを着用するという縛りがないためコンプライアンスが悪め)に比べ、布マスクを着用し続けた方が感染のリスクが高いことは、布マスクに良い印象を与えません。

 

また、一般の方ではなく、マスクを使う頻度の高い医療従事者が使用していてこのような結果となったことから、一般の方が布マスクを使うことはさらに感染のリスクが高いことが考えられます。

 

しかし、マスクが当たり前のような日本とは環境が違うこともありますし、コントロール群に関してはマスクを付けない縛りをしたわけでもないので、研究で差を付けるのであれば付けない群を設けるべきではなかったのかなと思ってしまいます。(※あくまでも個人の意見です)

 

参考文献
C Raina MacIntyre, Holly Seale, Tham Chi Dung, Nguyen Tran Hien, Phan Thi Nga, Abrar Ahmad Chughtai, Bayzidur Rahman, Dominic E Dwyer, Quanyi Wang, BMJ Open, 5 (4), e006577 2015 Apr 22
A cluster randomised trial of cloth masks compared with medical masks in healthcare workers
A cluster randomised trial of cloth masks compared with medical masks in healthcare workers - PubMed
Australian New Zealand Clinical Trials Registry: ACTRN12610000887077.

 

 

WHOは布マスクを推奨?非推奨?

非推奨の意見

WHOが2020年3月19日に公表したマスクの使用に関するアドバイス(医療従事者向けで、次のように述べています。

Cloth (e.g. cotton or gauze) masks are not recommended under any circumstances.

引用:WHO 「Advice on the use of masks in the community, during home care and in healthcare settings in the context of the novel coronavirus (COVID-19) outbreak」

 

布マスク(例えばコットンやガーゼ)は、どのような状況でも勧めないと公表されています。

 

推奨の意見

WHOによるタイの状況レポートには以下のような文章があります。

• If unwell, wear a cloth or paper mask. Do not use N95 respirators as supplies are limited and they are critically needed for healthcare workers.

引用:Coronavirus disease 2019 (COVID-19) WHO Thailand Situation Report – 26 March 2020

 

体調が悪い場合は、布または紙のマスクを着用してください。とあります。

理由として、医療従事者にとって非常に必要なN95マスクは供給が限られているためともこと。

 

これらの見解から、現状布マスクを使うことは、本当に必要な医療現場にサージカルマスクやN95マスクを行き渡らせるためにも大切であるということが汲み取れます。

 

 

CDCは布マスクを推奨?非推奨?

医療従事者には非推奨

CDCではコロナ関連でマスクが利用できない場合について、医療従事者向けに以下のように述べられています。

In settings where facemasks are not available, HCP might use homemade masks (e.g., bandana, scarf) for care of patients with COVID-19 as a last resort.

引用:CDC 「When No Facemasks Are Available, Options Include」

 

マスクが使用できない状況では、医療従事者は最後の手段としてコロナ患者のケアに自家製マスク(バンダナ、スカーフなど)を使用するかもしれないとのことです。

 

ないよりはあってもいいという風に汲み取ることができます。

ただし、医療従事者向けに述べられているため、一般の方は対象となりません。

 

一般の方には推奨

布マスクを最後の手段としてとらえているのは医療従事者向けの意見であり、一般の方向けには以下のように公言されています。

CDC recommends wearing cloth face coverings in public settings where other social distancing measures are difficult to maintain (e.g., grocery stores and pharmacies) especially in areas of significant community-based transmission.

引用:Recommendation Regarding the Use of Cloth Face Coverings, Especially in Areas of Significant Community-Based Transmission

 

特の感染が著しい地域では、社会的距離(約2メートル)を維持することが困難な公共の場(食料品店や薬局など)で布製のカバーを着用することを推奨すると公言されています。

 

外部からのウイルスの侵入は防げませんが、内部(着用者)からのくしゃみなどによる飛沫は多少なりとも抑えられることから、このように公言されているのではないかと察せます。

 

 

結局布マスクはどうなのか?

筆者の結論にはなりますが、記事最後のまとめで解説しています。

よろしければ最後までご覧ください。

 

キッチンペーパーマスクは効果ある?

一時期キッチンペーパーでマスクを作るというのが話題にあがりました。

当方ドラッグストア店員ですが、話題になった時はキッチンペーパーさえも品薄になりました。

(※今も品薄状態ですが徐々にマシにはなってます。)

 

キッチンペーパーでの作り方は、NHKの「キッチンペーパーで簡易マスクをつくろう」をご覧ください。

警視庁でも「キッチンペーパーで簡易マスク」で作り方をあげています。

 

 

なかにはキッチンペーパーがガーゼよりも網目は小さいものなのか気になる方もいるかと思います。

そこで、ガーゼとキッチンペーパーの拡大写真が投稿されているのをTwitter上で見つけたため、共有します。

 

まず、ガーゼです。

 

次にキッチンペーパーです。

 

このように比較すると、違いがはっきり分かります。

この違いからもキッチンペーパーマスクの方が飛沫を防ぐ効果は物理的に高いように思えます。

 

ですが、一見抜け穴がなさそうでも、ウイルスは目に見えないほどの小ささなので、見えない隙間を通ってしまいます。

これは残念ながらサージカルマスクでも同様のことが言えます。

 

ウイルスのサイズやサージカルマスクの選び方など以下の記事で解説しています。

 

結局マスク自体意味がないのか?というと、そうとも言えません。

その理由は以下の記事で解説しています。(あくまでもデータを基にした憶測ではありますが…)

 

 

まとめ:布マスク、キッチンペーパーは効果ない?

ここからはあくまでも筆者の意見になってしまうのでご理解ください。

 

布マスク(ガーゼ)は網目も広く浸透性が高いため、オススメ!とまでは言い難いです。

 

ですが、マスクが必要不可欠な医療機関等に行き渡らせるためにも、布マスク使用は避けられなくなってくるかと思います。

使うとしてもプラスで不織布などのようなフィルターを間に挟むなどの対策をすると、よりよいかもしれません。

 

布マスク(ガーゼ)を再利用するとなると衛生面の問題も考えられるので、キッチンペーパーマスクの方がまだ良いのではないかという見解もあります。

 

キッチンペーパーマスクは作るのが手間ですが、メリットとしては費用もそこまでかからず、毎回取り換えられます

 

また、NHK警視庁も作り方に関する情報提供をしていることから、安心感もあるかと思います。

 

マスク自体をしないよりはしたほうがイイ理由もあるため、手作りして感染対策を試みてはいかがでしょうか?

 

ちなみに、キッチンペーパーマスクを使った研究や報告等はいまのところ見つかってません。(今後されるのかもわかりませんが…)

もしもなにか報告があがれば、随時更新していきます。

 

 

 

以上が布マスクは効果ない?についての記事でした。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

なにか気になることがありましたらお気軽にお問い合わせください。

 

 

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